総会終了後は、恒例のミニ・コンサートが行われました。今年は、ソプラノの高品綾野さん、バリトンの湯澤直幹さん、ピアノの水野彰子さんが出演。

まず湯澤直幹さんの独唱で、《仮面舞踏会》第3幕より<Eri tu che macchiavi quell’anima(おまえこそ心を汚すもの)>。続いて、高品綾野さんの独唱による《ラ・トラヴィアータ》第1幕の<È strano! Ah, fors’è lui che l’anima 〜 Sempre libera(不思議だわ!そはかの人か〜花から花へ)>、そして最後はふたりによって《ラ・トラヴィアータ》第2幕の二重唱<Madamijella Valery?(ヴァレリー嬢で?)>が演奏されました。ふたりとも若手らしく溌剌とした生きのいい声の持ち主で、狭い会場ではもったいないほどの声の饗宴となり、耳の肥えた聴衆もしばし名曲の響きに酔いしれることができました。 (Simon)